仙波東照宮

実際には538体ある五百羅漢で有名な喜多院境内の南に位置する仙波東照宮。徳川家康を祀っており、栃木県日光市の東照宮と静岡県静岡市の久能山東照宮と共に日本三大東照宮の1つと呼ばれる事もある。観光客のほとんどが訪れる慈恵堂ももちろんすばらしいが、喜多院を訪れたら仙波東照宮も参拝しておいた方がよいと思います。

空っぽの随身門
っぽの随身門。たいていは何かしらが納められている事が多い中、空っぽとは潔い。空でも特に問題はありません。

明神鳥居
永十五年九月に造営奉行の堀田正盛が奉納した石鳥居。様式は明神鳥居。無造作に置かれたゴミが残念です。


狛犬
に低い位置に置かれた狛犬。近くで表情を見る為にはしゃがまなくてはなりません。無理して見る事もありません。


石灯籠
部で二十六基ある石灯籠。過去の川越城主が献備者。二十六基の内の六基は入れない本殿エリアにある。

ユニコーン
殿の派手な色使いな装飾。蹄があって、角が一本となるとユニコーンくらいしか思い浮かびません。


徳川家康公の木像
門・瑞垣・本殿。本殿の中には天海が彫作した駿馬に騎っている徳川家康公の木像が祀られているそうです。


庚申神社の本殿
川葵の紋。いわゆる水戸光圀の印籠とは微妙に異なるそうですが、ほとんど同じに見えます。

女坂
内板によると、この坂は女坂となっています。境内に通じていますが、先の門が開いているかどうかは分かりません。


厳島弁財天
照宮と喜多院の間にある厳島弁財天。周囲は池になっていて、初夏の頃にはホタルが見られるようです。




由緒:徳川家康をまつる東照宮は、家康の没後その遺骸を久能山から日光に移葬した元和三年(一六一七)三月、喜多院に四日間とう留して供養したので、天海僧正が寛永十年(一六三三)一月この地に創建した。その後寛永十五年(一六三八)正月の川越大火で延焼したが、堀田加賀守正盛を造営奉行とし、同年六月起工、同十七年完成した。当初から独立した社格をもたず、喜多院の一隅に造営されたもので、日光・久能山の東照宮とともに三大東照宮といわれている。社の規模は表門(随身門)・鳥居・拝幣殿・中門(平唐門)・瑞垣・本殿からなっている。本殿の前には歴代城主奉献の石灯籠がある。なお拝殿には岩佐又兵衛勝以筆の三十六歌仙額と幣殿には岩槻城主阿部対島守重次が奉納した十二聡の鷹絵額がある。
祭神
例祭日



ご近所神社:小仙波町・日枝神社|松江町・出世稲荷神社|久保町・浮島稲荷神社|南通町・川越八幡神社|連雀町・熊野神社

川越市の有名神社:

参拝した中でお薦め
大國魂神社東京都府中市):東京五社の1社。例大祭のくらやみ祭りが有名で、毎年大勢の参拝者で賑わう。摂末社類が多くある。
石室神社静岡県南伊豆町):断崖絶壁に建立され、参拝するには上り坂を含め20分程歩かなければなりません。着いたら絶景です。
仙波東照宮埼玉県川越市):日本三大東照宮の1つとも言われます。日光東照宮に比べれば規模は小さいが、なかなか立派です。