大浦八幡宮

下田へ観光へ行っても、まず辿り着かなそうな場所にある大浦八幡宮。拝殿と本殿を繋ぐ幣殿がない、本殿むき出しな余り見かける事のない珍しい神社。境内には金比羅宮と、悲しい鎮魂碑もある。専用駐車場はなく、『停めたら罰金!』的な駐車場なら周囲に多数ありました。

コンクリート面に根を張る木
内のコンクリート面に根を張る木。御神木かどうかは分からないが、もう御神木と考えていいのでは?と思う程、力強い。

300年前の手水鉢
内入口にある大浦八幡宮縁起によると、この手水鉢は材質が御影石で300年前に寄進された一品との事です。


龍の彫り物
ことなく虚ろ気なような、悲しげなような表情に見える龍の彫り物。犬が様子を伺うときにこんな表情をする時があります。


本殿
殿です(と思います)。拝殿の裏へまわると幣殿もなく普通に辿り着けます。とは言え、階段は登らず下から眺めるだけ・・・

祠
の祠がずらりと並んでいました。間違いなく祠だったり、只の石材にしか見えない物があったり。奥の方は只の石材だと・・・


鎮魂碑
殿に向って左側には金比羅宮もありました。左は終戦の僅か2日前に米軍機の空爆を受けて命を落とした方々の鎮魂碑。




由緒:下田奉行 今村伝四郎正長公が寛永十三年(一六三六年)大浦に海の関所御番所を創るに際し往古より鍋田に鎮座されていた祠を大浦に遷し鎌倉の鶴ヶ岡八幡宮を安置奉り御祈願所とされたのである
御祭神は應神天皇である 上り下りの諸国の船は必ず下田に寄港し大浦湾で積荷を調べられ出女入鉄砲の取締りをうけたのであるが船頭と乗組達はこの社の神前にて航海の安全を祈願したのである
社殿に向って境内左側にある手水舎の御影石の石鉢は三百年前に御影浦の船主が寄進したとの文字が石に彫られている
船人と同様に下田の人々は御長命と御治積を崇め奉り祭神に因み長寿と繁栄を祈願し特に鍋田氏子衆は代々敬神の誠を捧げ社殿と神域の整備に奉仕を永く続けて今に及んでいる。※境内の縁起より転載
祭神
例祭日



ご近所神社:3丁目・城山・的場稲荷神社|3丁目・御獅子神社|1丁目・下田八幡神社|東本郷・波布比賣命神社|敷根・浅間神社

下田市の有名神社:

参拝した中でお薦め
大國魂神社東京都府中市):東京五社の1社。例大祭のくらやみ祭りが有名で、毎年大勢の参拝者で賑わう。摂末社類が多くある。
石室神社静岡県南伊豆町):断崖絶壁に建立され、参拝するには上り坂を含め20分程歩かなければなりません。着いたら絶景です。
仙波東照宮埼玉県川越市):日本三大東照宮の1つとも言われます。日光東照宮に比べれば規模は小さいが、なかなか立派です。