最寄り駅の小田急線新百合ヶ丘駅から徒歩で7〜8分程度の近さにある、平成17年に再建したばかりでピカピカな十二神社。
由緒:十二神社は、正徳元年(一七一一年)建立以来万福寺地区の氏神様として長い歴史の中で大切に護られてきた。十二神社の祭神は、神社本庁に『宇気母智大神』と登録されている。宇気母智大神とは、『食物の神様』であり保食の神とも記され、五穀を司どる神と言われている。十二神社は、十二柱の神々という意味で、十二柱は天神七代と地神五代からなり、生命の発展並びに伸長の源になる大神とされ、これらを祀ってある事に社名の由来があると言われている。
建立後社殿の老朽化が進み、平成二年には十二神社の再興を願う氏子の気運が高まり、同三年の建立二八〇年祭を機に、万福寺地区の街づくりに合わせて社殿を再建することが正式に決定された。その後同十三年十一月に神社本庁へ再建方針を上申し、同十四年に氏子会に建設委員会を設け具体的な計画の立案に着手した。同十五年四月に神社本庁より社殿建替えの承認を受け、御神体を仮遷座し社殿の解体工事を行った。また建設委員会では社殿並びに社務所の建築様式や建物設計の検討を進め、同十六年四月に社殿等の建築許可を得、起工式を挙行し建替工事に着手、同年十一月には上棟祭を執り行い、同十七年五月に新社殿が落成し、永年の氏子の願いが達成された。
本神社の再建に際し、御支援御協力を賜った氏子会、崇敬者、工事関係者並びに万福寺土地区画整理組合等の方々に対し深甚なる謝意を表し、新社殿の再建を後世に伝えるとともにに『地域の守り神』として本神社の興隆を願い本碑を建立する。※碑より転載
祭神:宇気母智大神(うけもちのおおかみ)
例祭日:元旦祭・一月一日、例大祭・九月十三日、七五三・十一月十五日※平成二十年
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