実際には538体ある五百羅漢で有名な喜多院境内の南に位置する仙波東照宮。徳川家康を祀っており、栃木県日光市の東照宮と静岡県静岡市の久能山東照宮と共に日本三大東照宮の1つと呼ばれる事もある。観光客のほとんどが訪れる慈恵堂ももちろんすばらしいが、喜多院を訪れたら仙波東照宮も参拝しておいた方がよいと思います。
由緒:徳川家康をまつる東照宮は、家康の没後その遺骸を久能山から日光に移葬した元和三年(一六一七)三月、喜多院に四日間とう留して供養したので、天海僧正が寛永十年(一六三三)一月この地に創建した。その後寛永十五年(一六三八)正月の川越大火で延焼したが、堀田加賀守正盛を造営奉行とし、同年六月起工、同十七年完成した。当初から独立した社格をもたず、喜多院の一隅に造営されたもので、日光・久能山の東照宮とともに三大東照宮といわれている。社の規模は表門(随身門)・鳥居・拝幣殿・中門(平唐門)・瑞垣・本殿からなっている。本殿の前には歴代城主奉献の石灯籠がある。なお拝殿には岩佐又兵衛勝以筆の三十六歌仙額と幣殿には岩槻城主阿部対島守重次が奉納した十二聡の鷹絵額がある。
祭神:
例祭日:
川越市の有名神社: