東京五社、要するに都内で特に格式高い神社5社、の内の1社に数えられる大國魂神社。駐車場はもちろん、境内には宝物殿や結婚式場、相撲場、神楽殿があり、なぜか市立図書館まである。最寄り駅『京王府中駅』『JR府中本町駅』から徒歩5分なので、車でなくても問題ない。
由緒:律令時代国司が国内の大社六社を国府に勧請祭祀し、武蔵総社または六所社と称したのがこの大国魂神社である。本殿のうち中殿は大国魂大神、御霊大神、国内諸神、東殿は小野大神、小河大神、氷川大神、西殿は秩父大神、金佐奈大神、杉山大神を祀る。
この本殿は四代将軍家綱の命によって寛文七年(一六六七)三月完成したもので、その後数回修理を行っているが、部分的に室町時代末期の様式をとどめ、江戸時代初期の神社建築として保存の価値がある。また特異な構造形式は遺例少く珍しい。
構造は九間社流造、向拝五間、銅板葺、三間社流造の社殿三棟を横に連絡した相殿造。
祭神:大國魂大神
例祭日:
府中市指定文化財 市天然記念物:大国魂神社境内樹木の一部 昭和三十六年十二月十五日指定
大国魂神社境内の樹木群のうちには、特に大木や巨木が多く、その長い歴史の流れの中にあって、ここを訪れる人々を見守り続けている。
中でも本殿の裏手にある大銀杏は、幹の周囲(目通り)八・六メートル、樹高二〇・三メートルの巨木で、大国魂神社の七不思議の一つに数えられている。また東照宮西裏のケヤキのうちの一本は幹の周囲五メートル、樹高三四・六メートルもあり、数ある境内のケヤキの中でも群を抜く巨木である。
長く風雪に耐えたこうした巨木は、優れた遺伝子を保持していることも知られており、学術的な意義も高い。※案内板より転載
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