大國魂神社

東京五社、要するに都内で特に格式高い神社5社、の内の1社に数えられる大國魂神社。駐車場はもちろん、境内には宝物殿や結婚式場、相撲場、神楽殿があり、なぜか市立図書館まである。最寄り駅『京王府中駅』『JR府中本町駅』から徒歩5分なので、車でなくても問題ない。

大鳥居手前にある大木
道入口、旧甲州街道沿い、の大鳥居手前にある大木。大量の排気ガスを日々浴びながらも立派に育っています。

正一位稲荷大明神
鳥居をくぐってすぐの所には、正一位稲荷大明神の旗が掲げられた神社がある。うっかりすると見落とす可能性があります。


宮之咩神社
産祈願の際に絵馬を奉納、願いが叶うと底の抜けた柄杓を納める。変わった風習が今でも残る宮之咩神社(みやのめじんじゃ)。


隋神門は名残のみ
神門に居る、本物の毛に覆われたような狛犬。現在、隋神門は名残のみで、残念ながら門に隋神はおりません。

手水舎
んだかアンバランスな手水舎の屋根には、金網で覆って守る必要がある程に細かい彫刻が全面を覆っている。


立派な狛犬
中雀門を護るように居る、とにかく立派な狛犬。体や頭は苔で覆われているのに、顔がずいぶんときれいに保たれている。


お神籤
たきあげ納所の裏にびっしり結ばれているのはお神籤。もう1カ所あるお神籤を結ぶ場所も同じようにびっしり。

個性的な表情
国魂神社社殿の脇にある東照宮。門が開いているのを見た事がない。ここの狛犬がかなり個性的な表情で、妙な威圧感もある。


庚申神社の御神燈
殿裏にある樹齢1000年と伝えられている大銀杏。何本もの銀杏が集まって、この大銀杏を成しているようにも見える。


庚申神社の本殿
殿裏にある巽神社にいる狛犬。顔の部分のみ修復がされたようで、一体感がなく少々不気味な雰囲気になっています。

松尾神社
造の守護神である大山咋命が祭神の松尾神社。寛政十二年(1800年)京都にある松尾大社より勧請された。


本殿
国魂神社の本殿。中殿、東殿、西殿にそれぞれ異なる神様が居り、大國魂大神は当然中殿です。




由緒:律令時代国司が国内の大社六社を国府に勧請祭祀し、武蔵総社または六所社と称したのがこの大国魂神社である。本殿のうち中殿は大国魂大神、御霊大神、国内諸神、東殿は小野大神、小河大神、氷川大神、西殿は秩父大神、金佐奈大神、杉山大神を祀る。
 この本殿は四代将軍家綱の命によって寛文七年(一六六七)三月完成したもので、その後数回修理を行っているが、部分的に室町時代末期の様式をとどめ、江戸時代初期の神社建築として保存の価値がある。また特異な構造形式は遺例少く珍しい。
 構造は九間社流造、向拝五間、銅板葺、三間社流造の社殿三棟を横に連絡した相殿造。
祭神:大國魂大神
例祭日
府中市指定文化財 市天然記念物:大国魂神社境内樹木の一部 昭和三十六年十二月十五日指定
大国魂神社境内の樹木群のうちには、特に大木や巨木が多く、その長い歴史の流れの中にあって、ここを訪れる人々を見守り続けている。
 中でも本殿の裏手にある大銀杏は、幹の周囲(目通り)八・六メートル、樹高二〇・三メートルの巨木で、大国魂神社の七不思議の一つに数えられている。また東照宮西裏のケヤキのうちの一本は幹の周囲五メートル、樹高三四・六メートルもあり、数ある境内のケヤキの中でも群を抜く巨木である。
 長く風雪に耐えたこうした巨木は、優れた遺伝子を保持していることも知られており、学術的な意義も高い。※案内板より転載



ご近所神社:宮町・住吉神社|本町・金比羅神社|宮町・日吉神社|矢崎町・熊野神社|宮町・妙顕神社|是政・鹿島神社

府中市の有名神社:

参拝した中でお薦め
大國魂神社東京都府中市):東京五社の1社。例大祭のくらやみ祭りが有名で、毎年大勢の参拝者で賑わう。摂末社類が多くある。
石室神社静岡県南伊豆町):断崖絶壁に建立され、参拝するには上り坂を含め20分程歩かなければなりません。着いたら絶景です。
仙波東照宮埼玉県川越市):日本三大東照宮の1つとも言われます。日光東照宮に比べれば規模は小さいが、なかなか立派です。