すぐそばを天竜川が流れ、正面には田んぼの辰野町大字樋口にある八王子神社。御祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)の御子神(みこがみ)八柱。
由緒:八王子神社は素盞嗚尊(すさのおのみこと)の御子等八柱を祭神とする。『南信伊那史料』には、大古荒神山の北方(平出・辰野地区)はすべて湖水で、大蛇が潜み辰の湖と称した。東側(樋口地区)は水門の役割を果たしていたが、洪水のために破壊され、湖も次第に涸れて平野となった。
その後、この地方には毎年疫病が流行し、人々は大蛇が居を失った祟りと恐れ、八柱を奉祀して無病を祈願したところ、病は忽ち跡を絶ったという。ために、近郷近在から数理を遠しとせず参詣し、その霊験も著しいと記されている。
造営年代は定かではないが、寛保二年(一七四二年)の『社檀造立入用覚』が残っている明治三十三年社殿周囲に玉垣鳥居の建設、同四十三荒神社へ合祀、同四十五年耕地内各祝殿を八王子神社社殿へ合祀、大正五年石造五反幟枠建立、屋根改築、昭和二十七年及び平成六年六月大改修が行われた。※由来記を転載
祭神:素盞嗚尊(すさのおのみこと)の御子神(みこがみ)八柱
例祭日:
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