伊那上神社

過去に火災により全焼してしまった事がある松崎町の伊那上神社。国道136号線(彫刻ライン)の曲がり角にあり、朱色で大きい鳥居が目立つので見落とす事はなさそうです。駐車場かどうかは分かりませんが、境内入口に車2〜3台分のスペースがあり轍もあったので停めさせてもらいました。

朱塗りで映える鳥居
々の緑にすごくよく映える朱塗りの鳥居。神社に装飾がない分、余計に目立ちます。際立ちます。

龍が毛皮
殿と拝殿が独立していて、多くの神社にある幣殿がない。幣殿がない方が本殿を直接見れるので良いです。※幣殿:本殿と...


本殿の狛犬
殿の狛犬。凛々しい顔でしっかり守っている。前足で踏まれている小さいヤツが気になります。


手足の神・大足大明神
水鉢だと思います。蛇口で柄杓(ひしゃく)なし。手前にも手水舎らしき物があったけど、水が入っていなかったのでこ...

大木の根幹
そらく御神木かなんかだった大木の根幹です。詳細は不明。吹き曝しだけど、屋根があるので安心です。


土俵
祭時には舞台にでもなるのかも知れません。土俵じゃなさそうなので。交差している棒に布でも貼って舞台とするのでし...




由緒:社傳に依れば當社は第五拾貳代嵯峨天皇弘仁八年(八一七)伊豫國越智郡三島より遷座したと傳えられ、また伊豆國國府三島より遷座したと傳えられる。
 文治元年(一一八六)の文書に仁科荘那賀郷三島宮正中貳年(一三四六)の文書に三島大明神、慶長拾参年(一六〇八)時の金山奉行、兼伊豆代官大久保石見守が寄進した金燈籠には仲神社とほりこんである。昔は三島大明神、三島宮または仲神社といわれたのである。
 承安参年(一一七三)源頼朝當社に参詣され社田を寄進したので其の後は将軍家の尊崇が厚く神領五百石を領し宮殿廣大荘厳、末社八拾有餘を有し西伊豆第一の大社であったが天正年間の大火に遭い時の社司金差義長四拾余社を再建して従来の大社の面目を保ったが續いて間もなく慶長年間に再び火災に遭い、壮麗の新宮殿、本社、拝殿、社寶、舊記、等一宇も餘さず全焼したがなお貳拾石の御朱印地を賜わって大社の面影を今も傳えている。
 上宮とは慶長五年(一六〇〇)の神領附の古文書が最初である。
 次に現在の伊那上宮という名の現存しているものでは正徳二年(一七一二)の棟札が最初で唯一神道祭官 従五位下 金指伊賀守義治が署名して豆州那賀郷大鎮守也といって従来の伊豆の五大社の面目を傳えている。※由緒を転載
祭神:積羽八重事代主神(つわやえことしろぬしのかみ)
例祭日:11月3日



ご近所神社:松崎・伊那下神社|松崎・瀬崎稲荷神社|江奈・舟寄神社|道部・道部神社|江奈・厳島神社|道部・熊野神社|那賀・仲神社

松崎町の有名神社:

参拝した中でお薦め
大國魂神社東京都府中市):東京五社の1社。例大祭のくらやみ祭りが有名で、毎年大勢の参拝者で賑わう。摂末社類が多くある。
石室神社静岡県南伊豆町):断崖絶壁に建立され、参拝するには上り坂を含め20分程歩かなければなりません。着いたら絶景です。
仙波東照宮埼玉県川越市):日本三大東照宮の1つとも言われます。日光東照宮に比べれば規模は小さいが、なかなか立派です。