白山神社

背後には不釣り合いな程の高層ビルがあり、歩いて1分以内の場所に寺、正面には風俗店という多様な要素に囲まれた白山神社。普段は宮司不在であまり人を見かけないが、年末年始にはかなりの賑わいになる。

御神木
居をくぐってすぐ右側にある御神木。幾重にも注連縄が巻かれ、柵まで設けられたとても大事にされています。

高層ビル
ぐ後ろにはベネッセのビルが建っています。とても違和感があるような、意外とないような。


白山本宮の杉
山本宮の杉。石川県の白山本宮の御神木根方の実生杉を持ち帰り、昭和62年に定植したものだそうです。



土公神
殿の脇にある土公神(どくしん・どこうしん)。土公様(どこうさま)とも呼ばれ、土を司る神様だそうです。

古札お守納所
面から見て右側の脇には『古札お守納所』『玩具類 ぬいぐるみはお断り』と貼り紙された簡易物置。


稲荷社
番左は狐の像が祀られていたので、おそらく稲荷社。右の二つは良い風合いになってますが、詳細は分かりません。




由緒:当白山神社創建の年代は詳でありませんが、御神体として祀られている木像の神像七躯は遠く平安時代(1180)に遡る作と評されて居ります。
 古い時代より神前において五穀豊穣・家運の隆昌・子孫の繁栄が祈願されていたものであることが理解されます。
 近代に入りましては江戸時代の初期元和四年(1618)霜月十日と録された当社の棟札には柚木領落合村を支配していた八王子代官小宮山八兵衛助為が大旦那となって東福寺別当僧圓能に村人が助力して加賀・白山大権現の神霊を勧請した次第が明らかにされて居ります。
 新編武蔵風土記稿に「古は社司蓮善坊と云山伏なりしが慶長の比、東福寺この地に移りしとぞ東福寺は昔上落合堀合堰と云所にありといへり、今白山神社の西に在り」と伝えて居ります。
 唐木田・中組・山王下・青木葉・上ノ根を云う五字の鎮守として祀られて居ります。
 この地は府中より鎌倉に通じる相模道に面した静かなたたずまいではありますが慶安(1648)年中に御朱印十石を賜わるなど歴史的意義を秘める神社であった訳です。※境内の記より抜粋
祭神:イザナギ、イザナミ
例祭日
造り:本殿・拝殿一体構造の権現造り

ご近所神社:豊ケ丘・八幡神社|落合・青木場天満宮|愛宕・下落合八坂神社|山王下・瘡守稲荷社|豊ケ丘・貝取神社

多摩市の有名神社:

参拝した中でお薦め
大國魂神社東京都府中市):東京五社の1社。例大祭のくらやみ祭りが有名で、毎年大勢の参拝者で賑わう。摂末社類が多くある。
石室神社静岡県南伊豆町):断崖絶壁に建立され、参拝するには上り坂を含め20分程歩かなければなりません。着いたら絶景です。
仙波東照宮埼玉県川越市):日本三大東照宮の1つとも言われます。日光東照宮に比べれば規模は小さいが、なかなか立派です。