隣の浅間神社と国道138号(旧鎌倉往還)をまたぐ橋で繋がっている。ここ山中諏訪神社は『結婚、出産、即ち縁結び、子授け、安産、子育』においてもご利益があるようです。
由緒:主祭神豊玉姫命は往古より女性の幸福でありまた使命でもある結婚、出産、即ち縁結び、子授け、安産、子育の神として広く崇敬されている 特に当神社は霊験あらたかと云われ御神徳は近郊近在はもとより全国的に知れ渡っている。例大祭当日は神輿の渡御があり 当番奉舁者(戸主五十名と限られており忌服中の者は奉仕できない)が風折鳥帽子、白丁(千早)の出立ちで青年団が舁ぐ幣束を露払いに村内を練り歩く 又四日から五日にかけて御族所において神社役員崇敬者による籠りがあり深夜丑の刻(午前二時)には御祭神が寝てしまわぬよう御神歌を謡い三度神輿をゆり動かす特殊神事が執り行われる。
尚五日の還幸の際本殿前御神木の回りを御神歌『諏訪の宮御影さす左龍がいにも右龍がいにもそうげにもそろ』と謡いながら三度廻るが、この際、神輿を舁ぐとより御利益があると云われ、足袋、裸足姿の婦人達(子宝に恵まれたい人、安産を願う人、嬰児を背負った安産の人)が競って神輿に群がり、その御神徳に縋る。この様に臨月近い婦人達も神輿を舁ぐ特殊な神事として広く全国に知れ渡っている。又四日の宵、対岸の明神山奥宮より本殿に向け、御祭神豊玉姫命のお渡りの御儀があり、湖上にくっきりと御道がつき、この道を拝観された時は吉兆とされ豊年万作とか思う事が叶うと云われている。※境内の碑より転載
祭神:豊玉姫命(トヨタマヒメ)、建御名方命(タケミナカタ)
例祭日:九月四、五、六日
村指定無形文化財第一号:山中諏訪神社(山中明神)安産まつり
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